04/01/30 『躊躇』のこと。   

 

これは、私が97年に作った曲です。
初めてまともに作った曲。
最近になって、ココを訪れる数名の方が検索等で
見つけ、聴いて下さったことに感激☆
→Downloardサイトへ

今さらながら...
はじめて、PRしてみようと思います。(*^^*)

私自身はものごとの決断で迷うことが少ないタイプ。
最もそれは後天的に身につけた技。
17歳から積極的に生きることに決めた。

子どもの頃は、人の顔色を見て答えを決めたりする
かなりの優柔不断&嫌な子どもだったのを覚えてます。

大人になって迷うことも少なくなったと感じはじめた頃
少し年下の友人がコトバとは裏腹にいつまでも悩んだり
迷ったりするのをとても可愛く感じたりして...

いつか晴れるはずの、私なら蹴散らして吹き飛ばして
しまうだろうその霧に中で『今は迷うことを選択した』
といわんばかりに生きる姿をうたいたくなったのでした。

もう今では、何が先に出てきたのか曖昧ですが、
テーマとして『躊躇』という文字が浮かんでいました。
『ためらい』では弱すぎるもっと頭で悩み居るカンジ。

浮かんできたのは、昇っては降る波のうねりのようなメロディ♪
ピッタリだと直感。
そして、キメのように浮かんでいたセリフ...

『また涙が音をたてる』

ちなみに2コーラス目の『細いライン』はもちろん不確かな
2人の関係もあるのだけど、イメージは電話線。
ここまでケイタイが普及しきっていなかった時代の残り香
みたいで気に入ってます。
細い線を綱渡りするような2人の関係を彷彿とさせて。

レコーディングは、BBSでも何度かお伝えしたように、
藤木和人さんにお願いしました。
当時、ボーカル募集とともに曲作りをサポートして下さるとの
メッセージを出しておられたので。

お互い今日なら少し空いてる...という日にメール。
『いつが良いですか?』『じゃぁ、今日!』みたいな。(^^)
私がメロディ+簡単なコードだけのデータと歌詞を添付。
即、バスに乗る(たまたまバスで1本の場所デシタ)...
初めてあったら何を話そう?というドキドキとともにゆられ
1時間ほどで到着して。

第一声『こんな風にしてみたんだけどどうかな?』
挨拶どころか、早速アレンジを耳にして唖然!
『えっ?(・o・) ...もうデキタのですか?』
『まだ途中だから意見があったらどうぞ』
私は何せはじめてずくし。でもその日の熱で仕上げておこうと
心に決めていて。

少し調整はしたものの、歌も未完成なままではありますが
2時間以内にそこを出たような気が。(;^_^A
その時の、その瞬間の温度を、閉じこめてもらいました。


ジャケットっぽく作った画像も決して巧くない。(^^;)
でも、気づきました?あの写真のモデルも私。
21歳の頃、写真で何かを伝えてみたいと思って、カメラマンを
志していた花井明さんに声をかけて撮っていただいたもの。

当時は六本木のスタジオで働いていた彼ですが、数年後職場を
変わった後は音沙汰もなく、どうされているのかな...
そんな懐かしい時代の仲間にも届けばと思い、あの写真を
選びました。

初めての曲を、ネット上で無料配信して下さったのが
A-BABe Music Driver の馬場さん。
藤木さんのユニットも掲載されていた場所です。
今日確認したら、ダウンロードカウンタ数が『157』でした。

6年半という期間を考えると、決して多い数字ではないと
思いますが、いつの間にかそんなにたくさんの方の耳に届いて
いたのかと思うと感慨深いです。

聴いて下さったみなさん、本当にありがとうございました。m(_"_)m

最近、作詞をするチャンスを下さったSさんとのメールの
やりとりの中で、『結局、可愛がられてなんぼ』...という
コトバがありました。

多くの方に可愛がられるよう努力しきれなかった自分にも
いささかの躊躇があったことを感じつつ。
次は何を仕掛けようかと画策も。(*^^*)