11/29 皆既日食によせて   

 

11/24 新月。
今年一番月が地球に近づく日。
南極、白夜、真っ白な大地、これ以上無いほどの快晴。

こんな条件の中、それは始まった。

太陽、月、地球が一直線に並ぶ。
月が太陽を隠す現象。
今回月の影が南極の大地に落ちる。
340年に一度の貴重なイベント。

神様はスゴイ。
地球から観て、太陽と月がほぼ同じ大きさに見える配置。

月が太陽を食べて行く。
左下から少しずつ。

月の影。
皆既帯という黒い影の通り道。
星が見えるほどの暗天。
金星が輝く。
ダイヤモンドリング。
プロミネンス。

8:20皆既。
コロナ。
黄金の放射スジ。
地平線に近いため真珠色ではなく茜さす。

1分20秒だけの夜。

黒い太陽。
地平線の茜。

藍から黄・・・私が一番好きな、静かなグラデーション。

欠け始めから騒いだペンギンたちが、最大日食の瞬間から
ピタッと鳴き止んだという。
-15℃の気温が一気に3℃下降して-18℃に。

神秘のイベント、ありがとう。
文明の進化、地上から&空からの美しい映像をありがとう。


※コロナ:太陽から吹き出す高温の大気。
 電磁波やプラズマとともに太陽風となって地球にも降り注ぐ。
 (絶妙に大気、磁力線で護られいる地球環境にも感謝)
※プロミネンス:太陽から高く吹き出す高温のガス
※黒点:太陽の活動が盛んな場所

<参考>私が観たNHK『南極プロジェクト』公式サイト