12/24 すべてのひとへ Merry Christmas♪

 

いよいよイヴ。
さらに前祝いのような連休のおかげで、すっかり過ぎ去ったような
気分にもなりながら...朝を迎えた。

昨日は、午前中に生協のおにいちゃんサンタさんが、ケーキと
おもちゃを届けに来たし、夜は義妹に焼き肉をごちそうになった♪
今日のお昼は親友とハッピーゥランチ、夕方は娘をしま○ろうの
コンサートに連れて行く予定。
明日はKIDS仲間とクリスマス会。

なんだが楽しい♪
そして慌ただしい。(^^;)

私のクリスマスにまつわる最初の思い出は幼稚園の年長、6歳。
千葉の市川から、兵庫の現実家に引っ越した年。
都会のマンモス幼稚園から、一転、田舎のカトリック幼稚園に。

キリスト教系の園では皆、12月に主の誕生エピソードを『聖劇』
で年長組が再現してお祝いする。
私の配役は大天使。

まだ普通の娘として生活するマリアさまに、『主の誕生』という
劇的な神からのお告げと、その徴(しるし)であるユリの花を
一輪授ける役どころ。

配役は先生が決めてたと思う。
当時やせっぽちで背が高く、腰まで伸びたうす茶色の髪の毛先は
金髪のようだった転園生の私は、小学校へ行っても『ガイジン』
とからかわれた。
そういう異質感が、天使に適任だったのかもしれない。?

マリアさま役は、一番近所で幼なじみのYちゃん。
3月生まれで、どちらかというと大人しい印象がある。
ちなみにYちゃんは、高校の家政科を卒業後、2年間歯科医の
受付事務のお勤めをして、お見合いでひとまわりも年上の方と
二十歳で結婚し、翌年にはママになった。
この絵に描いたような家庭的な部分を先生は見抜いてたのか?

すごいぞ、H先生!

そうそう、園の名前は『マリヤ幼稚園』。
『マリア』の方が一般的な気もするけど。深くは分からない。
園長先生は代々外国人で、文字通りミッションのためその地に
住むことになる神父さま。
私の時ももう長く居られるルーマニアだかオーストリアかが
ご出身の、優しいおじいちゃん神父さまだった。
カタコトの日本語(でもお上手)が今でも耳に残っている。
髪の色が白っぽかっただけで、もしかしたら私が思うよりずっと
若かったのかもしれないが。

幼稚園の壁にはマリアさまが生まれたばかりのキリストを
やさしい瞳で抱かれている絵が、淡く美しい色彩で描かれて
いた。
そんな場所で、こども讃美歌を歌いお祈りをして過ごした。

多分今でも実家のどこかに残っている卒園記念にもらった
壁飾り。そこには『たえず いのれ』とだけ書かれ、正座して
静かに祈る女の子のレリーフが付いていた。

こどもながら、それを見ると厳かな気持ちになって、古い
バリバリ真言宗で般若心教が毎日のようにひびく家で
『よいこになりますように』なんて、ひとり祈ったりした。(*^^*)
・・・そんなことをとりとめなく思い出す、静かな朝です。

きっと、聖なる夜は 祈りと喜びに満ちている。

すべてのひとへ 私からの Merry Christmas♪



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