9/15 シアワセなスイカ

 

四国.・松山インターからは、友人に予めFAXしてもらった地図で目的地を目指す。
この頃、先ほどまでの嵐がウソのように夏のキビシイ陽射しに変わっていた。
急速にスカイブルーが戻ってきている。(^^)y

『Hちゃん、ちはるだよ〜♪来たよ〜〜〜♪♪♪』
昨晩の夜更かしもあり、車内ではほとんど眠っていた娘が気合い全開でごあいさつ!(^^;)
ひとまず、お昼を頂くことになった。
心遣いのキメこまやかな友は、松山の名物料理を並べて待っていてくれたのだ!
・・・感謝。
鯛めしをはじめ、魚を素材にした地元の料理に舌鼓を打ちながら、到着を実感した。
『オ〜イシ〜♪』(*^^*)

娘たちはテレながらも、仲良く『トトロ』を観ている。
食後のデザートには、実家から持ってきたスイカがちょうど良い。
私の企みで、半分にカットしただけの大玉を娘たちの目の前に置いてみる。
お盆に東京で会った時、冷麺に入っていた1切れのスイカをまるでカブトムシのように
キュウリ味になるまでかぶりついて離れなかった2人が忘れられなかったから。(;^_^A

スプーンを握り締めたまま、『どうしようか?』と固まってる。(・o・)
・・・少し食べてみる。
また、一口食べてみる。(^^)
ここから一気に加速!!!
スプーンでは上手に掘れない。はじめは手伝っていたが、2人の勢いには追いつかない。
・・・手づかみでいっちゃって下さい!\(^0^)/

私は向かいから大人の分を確保するため、無用になったスプーンを使い、別のお皿に
果肉をまぁるくすくい取る。
2人+1人で半分くらいまで掘り進んだら、ジュースがいっぱい溜まっているのに気づく。

ボウルにジュースだけを取り出してみた。・・・結構あるね。
タネの多い部分の果肉も茶漉しで搾りとってにてみたら、またイイ感じ。
糖分がキラキラプツプツすてるジュースがいっぱい♪
・・・100%生搾りでゴザイマス。

私は田舎育ちで、スイカといえば夏休み玄関や納屋にゴロゴロ転がっていて、
『これでもか!』という量に圧倒されて食べる前からご馳走さま状態。(>_<)
忌まわしい感さえある夏のアイテム。

それが、都会のみなさんにはかなりの憧れだということを大人になってから知った。
『ひとりで丸ごと食べるのが夢♪』と語る友は1人2人では無かった。(・o・)
それを想うと、どうしてもこの娘たちにこれをプレゼントしたかったのだ。

そして・・・
私の期待以上に、『こおろぎ』→『蝶』→『カブトムシ』と変化しつつ堪能してくれた。(^^)
きっと。人間以上にシアワセだったのは、スイカ。
ウチで育ったものの中で、最も本望シアワセなひと玉だったに違いない。

『Hちゃん、お誕生日おめでとう♪』

 


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