8/19 花火三昧

 


先週末、またまた花火を見た。(*^^*)

今シーズン3度目!
ひと夏にこんなに見るのは初めてかな。
今度は一番近所の多摩川。
最近有名になったアザラシのたまちゃんの橋よりひとつ上流。
河を挟んで世田谷区と川崎市がそれぞれ打ち上げる。
(以前は、別の日に開催していたのを同日にしたので、結構盛大♪)

ココは近くで見ようと思うなら、絶対夕方早めに出かけなければナラナイ。
油断してると『立ち止まらないでくださ〜い』の警告誘導に促され、橋付近の細い歩道を
通過したりする羽目に…(^^;
二子玉川駅のホームからは絶景なのだが『ホームでの待ち合わせ禁止』のため、
風情をぶち壊すアナウンスに包まれ、強制退去状態に陥る。

一昔前、4年ほど川の反対側に住んでいた。
南(下流)から北上するように堰の上で自転車を走らせるのが好きだった。
橋の上を超低速で行き交う電車。それを見おろすように高く咲く花火。
経験のある方ならあの一瞬の不思議な静寂と光の鮮烈さが瞬時によみがえることだろう。
...絵になる光景。

残念ながら…子供の頃にはこんな感動に出会わなかった私。
町のはずれに住んでいたので、夜に歩いて出かける気にならない距離(≒3km)と
人ごみ嫌い&面倒くさがりのせいで、多分一度しか見たことがない。(^^;)
その1回もあいにくの空模様。
落ち始めた雨を避けて帰路を急ぎつつ、首を90度曲げて見上げたグレーの空にオレンジの
光が散るのをうっすら覚えている。
それ以来あまり興味の無かった花火。

大人になって東京で見たら、本当にキレイだった。
熱海の迫力(ロケーション含む)はそれ以上に私の心を捕らえ続けている。
春、ココに引っ越しを決めたとき『花火が見えるだろうか…』とかなり真剣に考えたりした。

土曜日ついにその答えが出た。
わが家は4階。残念ながらすぐ近くを走る首都高速とほぼ同じ高さ。
あまり期待はしていなかった。

19時。ドン!っと鈍い音が届いた。
娘が『何の音?』と尋ねるのを合図にベランダに出た。
住宅街のマンションの隙間からちょぴり覗く高速。その上に花火の頭がはみ出ている。
ラッキ〜♪

方向を確認して…さっさと玄関へ。
全く意図のつかめていない娘を急かして6階にあるマンション内の共有スペースに向かう。

おっと…先客(^^;

植栽の囲いの上に上がると…結構見える!っというか、超キレイ♪
世田谷側のが見えてるらしい。
川崎側はマンションの7&8階に隠れているらしく、建物の輪郭が時々フラッシュする。

背伸びと防護柵がちとツライが…自由の利かない人ごみを思うと、ありがたいゼイタクだ。
後から加わったもう2組と一緒に最後まで堪能した。
風が秋から届いたもののように爽やかで気持ちが良い。

『もう、夏も終わりですねぇ』

江東区でも熱海でも上がらなかった新作の『ひなぎく』(に見えた)が新鮮♪
鮮やかな水色と、山吹色が目を惹く。
・・・作り手が違うと感じた。

以前、とても数が少ないとTVで伝えていた花火メーカーは今何社くらいあるのだろう?
日本は本当にスゴイ技術を有している。

『た〜ま、や〜〜!!!』

・・・花火エッセイ3部作、ここに完結。

p.s. 北海道の事故は哀しい。みんな安全に、夏を楽しみたいものだ。


リストへ戻る