3/25 座敷わらし

 


引っ越しでアタフタしていたここ数日。
3月に入って特に気になり始めた娘の言動。
いつもの『ひとりごっこ遊び』をして、ぬいぐるみ相手に先生になったり、おかぁさんになったり・・・
とにかくく忙しい。(^^;)

ぬいぐるみには、それぞれ名前がついている。
白クマは『ポーラー・ベア(北極グマ)』で、『ポーちゃん』
メルちゃんシリーズのお人形は、ちょっと日本人っぽく『めるみちゃん』
メリーズ(紙オムツ)の白ウサギは、『メリーちゃん』(・・・まんま)
などなど。
そのおかげで、誰(どれ)に話しかけているのかはいつもすぐに判った。

それが。
先月末あたりから、『ひなこちゃん』と『みなき?ちゃん』とかいう2人の
不思議な名前が加わった。
はじめは『託児所での新しいオトモダチ?』っと考えたが、どうも様子が違っていた。
仲良しのお友達の名前は、本人をちゃんと認識した会話にしか登場しない。

それで、ヌイグルミは手にしていないので、架空の人物なのだろう・・・っと思うことにした。
そもそも、ごっこ遊びとはそういうものだ。

でも、どうやら2人を私に紹介するような口調が多い。
ふたりはどんな子なのか、もてる表現をすべて使って熱心に説明している。
ハタ、と考えた。<(・o・)>

モシヤ コレハ・・・座敷わらし?

純粋な子どもにしか見えないのだとしたら、最近やたら怒りっぽい
スサんだ私には見えるはずも無い。
そういえば、引っ越しの荷造りをはじめた頃から登場したキャラ。

ちょっぴり背筋が寒くなったが、深呼吸して落ち着いてから考えた。

娘は、生後一週間からずっとこの部屋で過ごした。
おかげさまで、無事に健やかに成長してきた。
この娘をこの『ひなこちゃん&みなきちゃん』という何かが護っていてくれたのだとしたら、
感謝こそすれ 怖がる相手ではない。座敷わらしは、家の守り神だったはず。(^^;)

?引っ越しに気づき、挨拶にきてくれたのか?
とうとう、引っ越しの前の晩まで娘の遊びに2人は参加?していた。

そして、引っ越し後は案の定、名前が登場しなくなった。
試しに娘に尋ねてみる。

『ねぇ。ひなこちゃんとみなきちゃんは遊びに来ないの?』
すると。
『うん、もう来ないょ。ハチミチュ・ハイチュ* のオトモダチなのぉ♪』

・・・・・・やっぱり!

(* ハチミチュ・ハイチュ: 前居・アパートの名称を娘なりに解釈した語。)



p.s. 後日談・・・ 『ひなこちゃん』は4月半ば、『お隣のマンションに越してきた』そうだ。・・・?ミラクル?


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