3/16 時の魔法

 

昨日で今年度の外勤がひと区切り。やっと引っ越しの準備に入れる。(^^)y 
今日明日は娘の発表会などがあり、まだ完全始動とはいかないけど。

ダンボール箱を組立て、懐かしいような、どっちでもいいような品々に出会いながら荷造り。
さながら宝探しだ。
まぁ、ウチにはそれほど高価なものはないので、幸せで飛びあがりそうな金品は発掘できない。
もし泥棒が入っても、ブランド品はモチロン、あまりのお宝の無さに呆れてしまうことだろう。
・・・残念ながら。(^^;)

引越し作業をしていると、『時』はいろんなのものの価値観を変えて行くことに改めて気付かされる。
どの品々も、はじめは『捨てるべきではない!』と判断されたものばかり。
ほんの一瞬、私をそんな気にさせたものたち・・・のはず。
そう、そのはずなのに!

今見ると、『何だコレ?』になってしまっているもののナント多いこと!!

一例を挙げると、まず『石ころ』。
娘の千遥が散歩中、『おみやげに』といいながらポッケに詰めこんできたものだったか。
子どもは独特の執着心を持っているので、あまり無下に捨ててしまうと、当日または翌日
(・・・遅くとも3日以内)に大騒ぎが勃発!

『かぁさ〜ん、ちぃちゃんのた〜いしぇちゅな おみやげのイシがないょ〜!?ないっ!!!どこ〜?』
こんなことでてこずるのが面倒なのと、毎回『おみやげ』を拾われるのもメイワクなので、
『ちゃ〜んととってある』風に、小さな袋に入れて1セットだけ置いておくことにしたのだ。

この作戦が効を奏することもあるが、全くの無駄に終る場合がある。
この石は、哀しいかな後者。(^^;)

次が『子ども用品の空き箱』。(^^;;)
はじめての子ども。頂きものも多く、それらすべてがかわいい化粧箱や袋にパッキングされて
届いてしまう。それだけでもなんだか『ありがた〜い』気分になってしまう上、ベビー用品は大人の
ものに比べ使用期間が極端に短い。
使用後は、できるかぎりまわりのみなさんにリ・ユースしてもらいたいと願い、ついつい空き箱や
包装紙、内袋、リボンまで・・・捨てられなくなってしまう。
箱が無くてもお下がりは使えるのに。

娘が3歳になる今まで、ほとんど陽の目を見ることの無かったそれらのガラクタたちを、それでも
ひとつひとつ確認して、ちょっぴりプレゼントを頂いた頃の思い出にひたったり、贈り主の今の
様子などを思い浮かべたり・・・してしまう。

さらには、パソコン関係の空き箱や資料・マニュアル等。
故障の際、箱が無いとメーカーや購入先に補修に出せなくなる・・・っと昔教えられた。
はじめの数ヶ月は、そんな予期せぬトラブルを警戒し、危機管理の意味で、潰しもせず
天井近くの隙間に詰め込んだり。(^^ゞ

毎年リニューアル(バージョンアップ)するソフトなど、分厚いマニュアル数冊ずつがひしめきあい
ながら本棚を占拠してしまう。

単身の頃は、『無駄なものに払う家賃はない!』という強い意志と、それができるほど私は
裕福ではないという確固たる事実のもとに、かなりコンパクトに暮らしていた。
どの引き出しに何があるのか、ほぼカンペキに把握していた。
それが。
今では、無駄なものがどこに眠っているのかさえ記憶に無かったりする。(*^^*)

明日は『時』に魔法を解かれてしまった、どんなウスノロに出会うのか。

・・・楽しいような怖いような。
こんな毎日が、あと4日(も)続く。

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