3/11 もうすぐ桜

 

東京は今日も快晴!
週末もいいお天気だった。

そんなうららかな陽気の中、家族3人バスに乗って
成城にある大型ホームセンターまで出かけた。
バス通り(世田谷通り)から仙川沿いを上るように散策しながら向う。

まず最初に、オオイヌノフグリの青い小花の間にそびえるフキノトウに出会った。(・o・)
もうすっかり20cm程に伸びているので、一見それとは気付かないが
つぼみの具合や、茎の様子があの、地面にしがみつくように生えている
フキノトウそのままだ。

川辺にはまだまだ自然のたたずまいが残っている・・・
そんなことを考えながら歩いて行くと川の中洲には、よほど土が肥えているのか
茎がかなり太くたくましい菜の花が、『春ですよ〜〜〜♪』っと歌うように並んでる。
時々、うす紫色の花があるが、あれはダイコンの花だろうか。・・・可憐な色。(*^^*)
カモや白鷺や鳩も気ままに生活している。

ステキな遊歩道。

千遥は、もうすっかり枯れてしまったネコジャラシを必死で摘み、ひとつだけ握り締めて
歩く。ネコジャラシがかねてよりずっとお気に入りなのだ。
実は、陽気に誘われ、ひとつ前の停留所で降りてしまったので、『ちょっと失敗かも(^^;)』と
思いかけていたところだったので、おおいに幸せを感じながらゆっくり歩いた。

桜の大枝が、遊歩道にアーチを架けるように、川に向って大きくたわんでいる。
枝の先は、すっかり私たちの足元より1mくらい低いところまで、覆うように枝を広げる。
片側が民家やマンションなので、自由に伸びてゆける川、それも5mほどの高さがある
川底を覗くように思う存分その指(枝々)を伸ばしている。
自然は偉大だなぁ・・・
いろんな技を持っている。

その桜のつぼみは、まだ幹と同じ色味ではあるが、その限界近くまで膨らんでいる。
あと1週間もすれば、開花できるはず。
準備万端整えていた。

今の私の住まいは、築20年ほどのハイツだが、ありがたいことに南側に建物の敷地と
変わらないくらいの広さのお庭がある。
私の部屋の、このパソコンを打っている部屋の先(右手側)に、大きな桜の木が生えている。

毎年、この桜を眺め、桜吹雪をはかない気持ちで受けとめ、果ては庭じゅうを覆い尽くす
うすいピンクのジュウタンのような花びらを、もっと切ない気持ちでひとつ拾い上げて
春を感じてきた。

住んで6年足らず。5回の春を経て、私を励ましてくれた庭。
来週までに咲きはじめのひと房を探せるだろうか?
今年の開花予想日である3/20、私たちはこの部屋を卒業する。

それを待って、新しい住人を祝福するように、満開に咲き誇ることだろう。
もうすぐ・・・桜。

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