2/10 雪が舞うと。 ...私の愛すべき家族たち III

 

昨日、東京でも粉雪が舞った。
春のような陽気が一転、真冬の寒さ!
寒さが大の苦手の私には受難だ。(^^;)

さて。雪が降ると必ず思い出すエピソードがある。
過去(12月)に、少し紹介した我が家の動物たちのまた別の逸話。

私が高校3年の頃だったか、我が家に新しい仲間がやってきた。
私はその後、神戸に住んだので、それほど頻繁には会えなかったのだが。
2頭のアライグマ。
名前は、モモとプーという。

親戚(従兄)がしばらく飼っていたが、2匹とも野生味溢れる性格。(^^;)
その上夜行性。
庭の盆栽やら何やら被害に遭い、動物園へ引き渡そうかという話になった。

しょっちゅう立ち寄っていた父が、『それなら・・・』と引取ってきたのだ。
だから、すっかり大人だった。

『ラスカル』世代としては、たまらない愛くるしさ!
もちろん、角砂糖を洗って溶かしてしまうシーンを忘れてはいない。
何でも洗ってみる様子を毎日確認しては、『やっぱり〜!!!』っと3兄妹で盛りあがった。

私が短大生だったある日、プーは家出をしてしまい、新聞に載るほどのNEWSになったのだが
・・・それはまたの機会に。

その頃ウチには他に、3匹の猫たちがいたが、外で飼われているのはモモだけ。
もうすっかり、1人暮し?に慣れてしまったモモのところに、ある冬の日、子分がやってきた。
子犬のムク。見るからに雑種。茶色いフワフワの毛並みの小型犬らしい。

妹が学校の帰り道、『2km先からずっとついて来たら・・・』という理由で、連れて帰ってきたのだ。
『ムクムクしてるから!』と極めてストレートに、妹が命名。
この子犬は、またとても利口で多芸!後に、鉄梯子で2階のベランダに登ったり、
『ゴハン』らしきコトバを話した。・・・・・・この話しもまた。(^^ゞ

このちっちゃな子分に出会って、モモは俄然、お姉さんぶりを発揮し始めた。
ちょっと世話を焼いたり、遊び相手になったり・・・
異種の動物の関わりは、尚更微笑ましい。(^^)

しばらくして、その年初めての雪が舞った。
粉雪というより、大きめの雪びらが落ちてきていた。

♪ イ〜ヌは よろこび、 庭 駆け回り
の歌どおり、はじめて見る雪にムクは大興奮!
すべてを捕まえようとジャンプしている。

モモは2本足で立ちあがった状態で、それを見ていた。
で。スッと片腕を宙に差し出し、手に雪を乗せる仕草。

ムクも『なぁに?(・o・)』と云いたげに、そちらを見る。
と。モモはその手のひらを、ムクの鼻先に持って行く。

『ほら、捕まえたょ!見てご覧・・・これが雪だょ。』とでもいっているように。

ムクは、ペロッとそれを舐めた。

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・・・愛くるしい。(*^.^*)
この話は、実話です。
が、私が目撃したのではなく、母に聞いた話。
母は、いろんな不思議に出会い、動物たちとコミニュケートします。
動物に非常に好かれるのかも。

この時も、モモの仕草を実演付きで家族ひとりひとりに話して聞かせてくれました。
もしかしたら、信じない人もいるでしょうか。
でも、この程度のエピソードは、ウチでは序の口。日常でした。
だから、私も素直に信じています。

今では、カラー映像付きでプレビューします。(*^^*)
雪が舞うと。なつかしくなって。



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