1/7 THE SOUND OF MUSIC

 

今日は7日。お休みもおしまい・・・
今年は、お正月らしいことをあまりしていない。
七草粥もまだ。今日できるかな?

さて。
お正月、少しのビデオとDVDを観た。
ほとんど子どもの『ハム太郎』『おジャ魔女どれみ』・・・だったりするが。
もうひとつ。『THE SOUND OF MUSIC』。

12月、仲良しのお宅でこのDVDを少し観た。ご主人が子どもにみせたくて
買ってきたのだそうだ。
子どもなりに好きなシーンがあるらしく、リモコンを上手に使い、
観たいシーンばかり再生していた。

千遥も、『クック〜♪クック〜♪』とはと時計を模して歌うパーティー終りのシーンが
いたく気に入ったよう。
『クック〜♪クック〜♪』っとよく口ずさみ、『ドレミの歌』をうる憶えながらそれなりに
抑揚をつけて歌うようになった。
観たのは英語だったのに、これまでの耳の記憶を掘り起こして半分日本語。・・・不思議。
一度しか観ていなくても、好きなシーンは忘れないものだ。
それをもう一度観てみたく+観せてあげたくなったのだ。

私もこの映画をはじめて見たのは小学生中学年の頃。
土曜の昼間だったか、たまたまひとりで居てTVの前に釘付けとなった!(・o・)
覚えているのはかなり薄く古ぼけた映像。
でも、煌びやかな&美しい異国の風景が心に広がった。
そして何よりも、ジュリー アンドリュースの歌声♪

記憶は曖昧だが、もしかしたら小学校の講堂で上映されたかもしれない。
でももしそうであっても過去2回。
それなのに、手に取るようにストーリーやシーンを暗記している。

芝居の勉強をしていた頃、ある先生がこう云っていた。
『優れた台本というのは、”次はこの台詞しか有り得ない”という言葉が書かれている』

確かに『それしか有り得ない』という云い回しにいくつか出逢い、そういう本はなぜか
覚えやすかったことを実感した。
この映画もきっとそんな本なのだろう。
シーンさえも暗記できるのは、それだけ優れた演出なのだろう。
深い意味で『無駄』が無いのだ。

その作品を、DVDで改めて観る。
1965年の作品だという。私が生れる前だ。
あの色褪せていたはずの画面がこれ以上無いほどに鮮明!
・・・どうしたことだ?
始まりの空撮だけでも圧倒される。

先日、かのジュリー アンドリュースがニュースステーションにゲスト出演していた。
なんて美しい表情で美しい英語を話すのだろう・・・
ただそれだけで惹き込まれた。
ディズニーの新作映画のPRだったが、テロ事件のことに関しての返答に
『哀しい事。でも希望は失わない・・・』と言葉を選び噛み締めるように短く語っていた。
英語力のまるで無い私でも、ほとんど意味を理解できた。
この人が、あの歌を歌い、幼い私を惹きつけた。

今、娘たちも歌のシーンだけを再生しては、瞳をキラキラさせている。
こんなゼイタクな再生ができるのはDVDならでは。今の子どもがウラヤマシイ。

もしかしたら。
ビデオも映像はかなりきれいだったのかもしれないが、観たことがないので比較できない。
そんな生まれ変わった映像をあなたもぜひ一度ご覧下さい。



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