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イマドキのコドモたち
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TVに映る世界では、10代の才能あふれるタレントが活躍している。 私は17歳の時に今ある自分の『素』(基礎)のようなものをみつけた。 5歳の時に、千葉県市川市から実家のある兵庫県に引っ越した。 環境があまりに大きく変わったので、その前後の記憶がひとより鮮明だったりする。 一番幼い記憶は多分・・・3歳頃のものだろう。 今、娘・千遥がその年齢になろうとしている。 今年の初め、ミポリン&トヨエツのドラマが放映されていた。 最近、1クールひとつか2つのドラマしか見続けられない。 その貴重なドラマのひとつだった。 テーマ曲は、スピッツの『遥か』。 ♪ fu-woo-woo-woo ・・・ ♪ 夏の色に憧れてたフツウの毎日 ♪ 流されたり 逆らったり 続く細い道 という歌い始め。 これを2歳になったばかりの千遥がカンペキに暗唱していた。 ヒザでリズムを刻みながら、いつもより白目をキラリとさせ・・・ ♪ナチュノイ〜ロニ〜〜 アコガレ〜テタ、 フチュウノマァィニチ・・・ 私も以前からスピッツが好きだったので一緒に歌った♪ サビがまたいい。 ♪すぐに飛べそうな気がした背中 夢から醒めない翼... ボーカルである草野正宗さんの歌詞は、かなり情緒豊かで印象深い。 でも、コトバはムズカシイ。 そんなことは子どもには関係無い。 だってどのコトバもみんなムズカシイから。 それにしても、よく覚えたと感心した。 この曲がCMや、店頭で流れると『あっ、ハルカ!』と叫んで足を止め、 いつものようにリズムをとって、カンペキに合唱するため集中する。 それまでもかなりの童謡はマスターしていたが、その後J-POP(つまり歌謡曲) に目覚めたらしい。 『千遥センサー』はいろんな曲をヒットする。 曲のテンポや曲調にかかわらず、気になった曲はその場で私の眼を覗きこんで 『コレなぁに?』とキラキラ瞳で訊いてくる。 新人の曲などはその場で判らず『何かな〜?カッコイイ曲だね』と答えて、 次にまた出会えるのを待つしかない。 これまで特に気に入ったのは、 ★『遥か』 スピッツ ★『BEST FRIEND』 kiroro ☆『PIECES OF A DREAM』 CHEMISTRY ☆『I WILL GET YOUR KISS』 中川晃教 ★『チュッ!夏パ〜ティ』 三人祭 ★『secret base〜君がくれたもの〜』 ZONE (★は、ほぼカンペキ) 以前も書いたが、その他つんく♂プロジェクトにはハマリがち。 出産後、友人に『やっぱりイマドキの子はタテノリ?』っと訊かれた。 カンペキYES。 リズムを横にとることは少ない。ヒザとアゴでとっている。 千遥はふつうの子ども。 どちらかというとかなり『子どもらしい』コドモ。 特殊ではないと思う。・・・かなりユニークだけどね。(*^^*) まわりの仲良しもみんな個性的。 例えば。 千遥より9日早く生れたは、あざやかなハンドルさばきで自転車を乗り回し、 ブレーキ操作を覚えつつある。補助輪はほとんど用を為してない。(・o・) 彼はこの夏、馬に乗った時も、ひとりで座れていた・・・ 千遥より3週間後に生れた男の子は、2歳そこそこで20ピース以上ある パズルをひとりで仕上げ、今ではABCをカンペキに覚えて、数も 1ダースくらいなら理解して数えられる。 お世話好きな千遥のもうひとつの特技は、託児所のロッカーや個人の オムツのありかを全部暗記していて、必要な時に誰より先に取りにゆき お手伝いすること。(^^;) 夕食の支度では、お米を2合計量カップでキチンと計ってから洗い、 洗濯ものもそれなりに上手にたたむ。 イマドキの2歳児はオソロシイ。 もちろん、赤ちゃんぽいおっとりした子もいる。 でも、みんなキラリと光る個性があり、いつ開花させようかと時をうかがっている。 確実に時代は変化し、コドモは進化している。 大人は、うかうかしていられないのだ。 そして。 この子たちが、私たちの知らない未来を創ってゆける。 私たちの心残りも、あるいは、この子等なら・・・。 |
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