12/14 イマドキのコドモたち

 

TVに映る世界では、10代の才能あふれるタレントが活躍している。

私は17歳の時に今ある自分の『素』(基礎)のようなものをみつけた。
5歳の時に、千葉県市川市から実家のある兵庫県に引っ越した。
環境があまりに大きく変わったので、その前後の記憶がひとより鮮明だったりする。
一番幼い記憶は多分・・・3歳頃のものだろう。
今、娘・千遥がその年齢になろうとしている。

今年の初め、ミポリン&トヨエツのドラマが放映されていた。
最近、1クールひとつか2つのドラマしか見続けられない。
その貴重なドラマのひとつだった。
テーマ曲は、スピッツの『遥か』。

♪ fu-woo-woo-woo ・・・
♪ 夏の色に憧れてたフツウの毎日
♪ 流されたり 逆らったり 続く細い道

という歌い始め。
これを2歳になったばかりの千遥がカンペキに暗唱していた。
ヒザでリズムを刻みながら、いつもより白目をキラリとさせ・・・

♪ナチュノイ〜ロニ〜〜 アコガレ〜テタ、 フチュウノマァィニチ・・・

私も以前からスピッツが好きだったので一緒に歌った♪
サビがまたいい。

♪すぐに飛べそうな気がした背中 夢から醒めない翼...

ボーカルである草野正宗さんの歌詞は、かなり情緒豊かで印象深い。
でも、コトバはムズカシイ。
そんなことは子どもには関係無い。
だってどのコトバもみんなムズカシイから。

それにしても、よく覚えたと感心した。
この曲がCMや、店頭で流れると『あっ、ハルカ!』と叫んで足を止め、
いつものようにリズムをとって、カンペキに合唱するため集中する。

それまでもかなりの童謡はマスターしていたが、その後J-POP(つまり歌謡曲)
に目覚めたらしい。
『千遥センサー』はいろんな曲をヒットする。
曲のテンポや曲調にかかわらず、気になった曲はその場で私の眼を覗きこんで
『コレなぁに?』とキラキラ瞳で訊いてくる。

新人の曲などはその場で判らず『何かな〜?カッコイイ曲だね』と答えて、
次にまた出会えるのを待つしかない。

これまで特に気に入ったのは、
★『遥か』 スピッツ
★『BEST FRIEND』 kiroro
☆『PIECES OF A DREAM』 CHEMISTRY
☆『I WILL GET YOUR KISS』 中川晃教
★『チュッ!夏パ〜ティ』 三人祭
★『secret base〜君がくれたもの〜』 ZONE
(★は、ほぼカンペキ)
以前も書いたが、その他つんく♂プロジェクトにはハマリがち。

出産後、友人に『やっぱりイマドキの子はタテノリ?』っと訊かれた。
カンペキYES。
リズムを横にとることは少ない。ヒザとアゴでとっている。

千遥はふつうの子ども。
どちらかというとかなり『子どもらしい』コドモ。
特殊ではないと思う。・・・かなりユニークだけどね。(*^^*)

まわりの仲良しもみんな個性的。
例えば。
千遥より9日早く生れたは、あざやかなハンドルさばきで自転車を乗り回し、
ブレーキ操作を覚えつつある。補助輪はほとんど用を為してない。(・o・)
彼はこの夏、馬に乗った時も、ひとりで座れていた・・・

千遥より3週間後に生れた男の子は、2歳そこそこで20ピース以上ある
パズルをひとりで仕上げ、今ではABCをカンペキに覚えて、数も
1ダースくらいなら理解して数えられる。

お世話好きな千遥のもうひとつの特技は、託児所のロッカーや個人の
オムツのありかを全部暗記していて、必要な時に誰より先に取りにゆき
お手伝いすること。(^^;)
夕食の支度では、お米を2合計量カップでキチンと計ってから洗い、
洗濯ものもそれなりに上手にたたむ。

イマドキの2歳児はオソロシイ。
もちろん、赤ちゃんぽいおっとりした子もいる。
でも、みんなキラリと光る個性があり、いつ開花させようかと時をうかがっている。

確実に時代は変化し、コドモは進化している。
大人は、うかうかしていられないのだ。

そして。
この子たちが、私たちの知らない未来を創ってゆける。
私たちの心残りも、あるいは、この子等なら・・・。

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