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私の愛すべき家族たち I
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ウチの実家は、途切れなくかなり多種類のペットを飼っていた。 金魚以外で初めてやってきたのは秋田犬の『ちひろ』号♀。白黒の虎かキジのシマの ような変わった毛並み。 もうすっかり大人で本当に穏やかだった。 でも元のおウチに帰りたくなったのか家出して車にはねられた。子どもだった私たち 兄妹はどうしていいかわからなかった。 その次にやってきたのはまだ若い『千姫』号♀。 血統書付だったので、どちらもはじめからこんな立派な名前がついていた。 身体は大きいのに優しいやさしい赤毛の犬。ちなみに柴犬に少し赤みを足したような のが赤毛。 そのしばらく後に、仔猫をもらった。シャム猫の『シャミー』♀。 単純。もちろん、小学生低学年だった私がつけた。 この2匹が本当に仲良くなって、大きな『千(せん)』のお腹のあたりで安心しきっ て『シャミー』がお昼寝。 つつみこむように寝そべって、静かに静かに見守って・・・姉であり母のようだった『千』。 この愛おしさから、亡くなっても秋田犬を4代続けて飼うことになった。 ここ用賀でも数匹の秋田犬に出会える。 一番親しい?のは、『たま』ちゃん。 顔の位置が子ども(2歳の娘)の背丈程大きいのに、猫みたいなお名前。(*^^*) 滅多に吠えない。『千』と同じ赤毛。妙に親しみがわく。 成長期・思春期の私はペットに心を支えられていた。その話はまた。 |
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