12/6 私の愛すべき家族たち I

 

ウチの実家は、途切れなくかなり多種類のペットを飼っていた。
金魚以外で初めてやってきたのは秋田犬の『ちひろ』号♀。白黒の虎かキジのシマの
ような変わった毛並み。
もうすっかり大人で本当に穏やかだった。
でも元のおウチに帰りたくなったのか家出して車にはねられた。子どもだった私たち
兄妹はどうしていいかわからなかった。

その次にやってきたのはまだ若い『千姫』号♀。
血統書付だったので、どちらもはじめからこんな立派な名前がついていた。
身体は大きいのに優しいやさしい赤毛の犬。ちなみに柴犬に少し赤みを足したような
のが赤毛。

そのしばらく後に、仔猫をもらった。シャム猫の『シャミー』♀。
単純。もちろん、小学生低学年だった私がつけた。

この2匹が本当に仲良くなって、大きな『千(せん)』のお腹のあたりで安心しきっ
て『シャミー』がお昼寝。
つつみこむように寝そべって、静かに静かに見守って・・・姉であり母のようだった『千』。
この愛おしさから、亡くなっても秋田犬を4代続けて飼うことになった。

ここ用賀でも数匹の秋田犬に出会える。
一番親しい?のは、『たま』ちゃん。
顔の位置が子ども(2歳の娘)の背丈程大きいのに、猫みたいなお名前。(*^^*)
滅多に吠えない。『千』と同じ赤毛。妙に親しみがわく。

成長期・思春期の私はペットに心を支えられていた。その話はまた。

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